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穂高神社と御船祭り [神社・仏閣]

穂高神社
「安曇野の心のふる里である穂高神社」
この神社の祭神は、中央本殿に安曇族の祖先神・穂高見命を、左殿にはその父神・綿津見命を、右殿には皇孫・ニニキノミコトを祀っている。三つに連なる三本殿は何れも流造の変形で穂高造りといわれている。中央本殿の千木(ちぎ)と鰹魚木(かつおぎ)は他社に類を見ない特色あるものであり、平安時代延喜式神名帳に「名神大」と記載されている昔からの全国的な大社である。
古代北九州に定住し、その航海術で大陸と交渉のあった安曇族は、瀬戸内海・或いは日本海沿いに北上し、その一部がこの安曇野に定住し古代の安曇野(高家・八原・前科・村上)をつくっているが、その祖先神は穂高見命とされている。
上高地の明神池畔の奥社の造宮の初見は明治七年(1770年)であり、奥穂高岳頂上にも嶺宮がある。奥社は近年登山者の神として参拝が絶えないし、里社は交通の守神として有名で正月には祈願の自動車が神苑一杯になる。

穂高神社の大祭
 *お奉射(びしゃ):歩射・・・3月17日
 *例祭:御船祭り・・・9月27日
 *御遷座祭・・・20年目に一度の正遷宮祭と、7年(6年目)に一度の御破損(小遷宮祭)
 *奥宮例祭・・・10月8日
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御船祭り
御船祭り(御船神事例大祭)は毎年9月27日で、舟形の山車に穂高人形を飾った大小5艘のお船が笛や太鼓の囃子にのり、氏子衆によって神社へと曳きいられます。勢揃いした御船のきらびやかな様子は、歴史絵巻を見るかの様です。境内を練り、神社を曳き廻るうちには、お船が激しくぶつかりあい、壮大な迫力です。
御船祭りのお船は、子供船と大人船とがあり、なるの新木を用いて毎年組み立てられます。男腹(おばら)・女腹(めばら)には着物が何十枚も掛けられた船上には毎年異なった穂高人形が飾れます。着物の持ち主は一年間健康で過ごせると言う信仰も息づいています。
お船の起源は穂高神社の祭神が安曇族の祖神(おやがみ)である海神を、お祀りし古代北九州に本拠があった安曇族は海洋に親しみ海運を司っていたこと、大将軍安曇比羅夫の船師を率いての百済教援、また氏族の朝廷での活躍などで、平安時代の標山室町時代の山車等に原形を見ることができます。
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*参考資料:穂高神社HP、信州穂高 より
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