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八面大王の伝説 [歴史・伝説]

「八面大王」:安曇野伝説に生き続けてきたこの大王は、たえず主役でなく、しかも悪役の十字架を背負わされてきた。それは都の将軍坂上田村麻呂に退治される悪党であり、凶悪な鬼であり続けてきた。伝説では財産を略奪する住民の敵対者であるがゆえだった。
この内容をその通りと信じてよいのだろうか。いま大王わさび農場と狐島の二ヵ所に大王の胴体を葬ったとされる大王神社が祀られている。ここにいまもなお一般伝承に抗して大王を悪とみずに、地域の偉大な支配者と崇める人々が神社を守り続けている。
郷土史家ならだれでも大王を調べたともいわれるが、その多くの研究者のなかに少数ながら科学的な実証のもとに、大王を大和政権の命令に背いたがゆえに退治されたと看過した人々がいたことを見逃してはなるまい。
最近これらの孤高の見方を正当づける強烈な光が北方から射しこめている。田村麻呂が活躍した主な舞台は東北であり、東北には蝦夷と田村麻呂の戦いを描いた伝説が多い。ところがその伝説がいま大きく書きかえられているのである。田村麻呂と戦った凶悪な鬼はいまや大和政権の侵略に抵抗するたくましい東北民衆の指導者であったとされ、今迄の伝説は大和政権の側から書かれた征服史観の歴史に基いていたとされ、東北の従来の歴史を大きく書き変え、その影響は伝説にも及んだのである。この画期的な研究成果により大王は復権して今があるとされています。
*参考資料:「信州穂高」・・・中島博昭 著
*写真:大王神社・・大王わさび農場にあり八面大王の胴体が埋められていると伝えられている。
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